日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2026.05.22
新・山の上からこんにちはvol.663

奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、

カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

 

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今朝の博物館周辺の天気は 雨、気温は10℃です。(8:00時点)※下記の情報は5月19日(火)時点のものです。

 

最近の奥日光は朝方はまだ冷え込むこともありますが、日中は気温が高くなる日も出てきました。お越しになる際は羽織るものや、こまめな水分補給を忘れずにお願いします。

 

今回は戦場ヶ原を赤沼から泉門池まで往復してきました。今回のコースは所要時間は2時間ほどで、木道で整備された平坦な道になっています。短時間のハイキングではおすすめのコースとなっています。

※今回歩いたルートは地図上の赤線になります。

 

取材日は小学校の修学旅行の団体が多く、春の賑やかさを取り戻してきました。

そんな中、人の賑やかな声に負けずに、聴こえてくるある声が…‼

 

 

※写真は過去のものになります

声の主を探してみると、モミの木の枝に留まるカッコウを発見!

 

その名の通り『カッコウ、カッコウ』と鳴く鳥で、夏季に日本へ繁殖のために渡ってくる夏鳥です。

他の鳥の巣に卵を産み、生まれたヒナをその巣の親鳥に育てさせる「托卵」を行う事でも有名で、その影響か他の夏鳥と比較して少し遅れて日本に渡ってきます。

実際、取材日の5日ほど前までは姿や鳴き声を確認していなかったので驚きました。

 

鳥の鳴き声や人の声に耳を傾けつつ、周囲の細かな変化を見逃さない様に注意して歩いていると、戦場ヶ原を歩く度に目にしていたある植物に変化が見られました。

その植物とは、カラマツです。

カラマツは日本の針葉樹の中では唯一の落葉樹で、毎年春に柔らかい葉が生えます。

そんなカラマツですが、以前は3mmほどと短かった葉が、あっという間に1cmくらいまで伸びていました。

 

地面にも目を向けると、黄白色の花が咲いていました。その花の正体はクロミノウグイスカグラです。

クロミノウグイスカグラは、黄白色の花を2つ、下向きにこっそり咲かせる花で、少し遅れて開花する春の花です。

取材日の前までは1輪ほどしか開花が確認できませんでしたが、いつの間にか多くの花が開花していました。

 

花と言えば、この時期お問い合わせの多くなるあの花の様子も見てきました!

 

その花とはズミです。

ズミは今回確認した限りでは、つぼみが出ていましたが、まだ出始めといった所で、赤く小さいものが多かった印象でした。一部ではあと少しで開花しそうな膨らんだつぼみがありました。

本格的な見ごろは月の終わりごろからとなるかもしれませんが、朝方は冷え込みが強く、日中はすでに暑さを感じる今年の戦場ヶ原は、開花予想が立てづらく感じます。

ズミに限らず、周囲の細かな変化にも目が離せません!

 

カッコウの飛来やクロミノウグイスカグラの開花など、着実に初夏へと季節が移り変わっています。

季節の変わりつつある戦場ヶ原へ、今でしか感じられない自然を堪能しに足を運んでみてはいかがでしょう。

 

日光自然博物館では、今回お伝えしたような春を楽しむ、そんなツアーを企画しています。

詳しくは下記をご覧ください

5月のイベントはこちら

6月のイベントはこちら