
奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、
カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
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今朝の天気はくもり、気温は13℃です。(8:00時点)
※下記の情報は9月16日(水)時点のものです。
今回は小田代原に行ってきました!赤沼自然情報センターから低公害バスに乗っていけば12分でアクセスできます。(バスの時刻表はこちら)
バス停の目の前に展望台があるため天気が悪くてもお手軽に楽しめまするのも魅力的ですね。
この時期の小田代原と言えば、最近のブログでも取り上げている草紅葉。(草紅葉は木々の紅葉よりも一足先に湿原の草や低木が色づく光景です。)
湿原全体としては緑色が優勢ですが、展望台正面では帯状に生えているイネ科の植物の穂がレンガのような赤色をはじめ、白や薄茶色などに色づき、縞模様を織りなしていました!
なぜこんな景色になるかというと、湿原内の場所によって土壌の質や湿り具合が異なり、それぞれの環境を好む植物が群落をつくります。
その植物ごとに色づきが異なるため、縞模様に見えるわけです。
そして、イネ科の植物と湿原内に残る緑色が織りなす縞模様は今ならではの景色で、ここから10月の中頃にかけて、草紅葉の色は徐々に変わっていきますよ。
※下の写真は10月上旬
さらに、草紅葉は時期や気象条件、その時の天気によって印象が変わります。今回は雨だったこともあってか赤みがかった色がより目立ち、しっとりと濃い色合いの縞模様を楽しめました!
訪れたその日その日がベスト!というスタンスで楽しんでいただければと思います。
そして、小田代原では他にも季節の進みを感じられるものが見られました。皆さんが期待するような紅葉というには早すぎますが、湿原と森の間に生えている木々の中に少しずつ葉の色が黄色やオレンジに変わっているものが見られました!
色づいている木々の正体はシラカンバ
ズミ
アズキナシといった樹木の中でも特に早く色づく種類でした。
これらの種類は赤が印象的なカエデやツツジ類の仲間、森全体を黄色に染めるミズナラといった紅葉の主役に比べると控えめな色合いですが、緑が優勢な今の景色のなかでは目を引きます。
そして、葉っぱをよく見ると緑の中にじわぁっと黄色が滲むように色が出ていてなかなか綺麗。
紅葉本番になるとつい景色として楽しんでしまい、一枚一枚の色付きを気にすることが無かったので、ネイチャーガイド5年目ながらその美しさに感心…
いよいよ秋の訪れとなった奥日光ですが、ここから秋の深まりとともに刻々と景色は変わっていきます。
そんな中にはきっとその日にしか見られない出会いがあるハズです。移り変わる秋の一瞬をぜひ楽しんでみてください!(福)
おまけ
そんなネイチャーガイド5年目ながらも訪れる度に心動かしてくれる秋の小田代原。
そんな小田代原に向けて一句
長雨に
降られ潤う
草紅葉
垂れる草穂に
移ろいを見る…
お知らせ
今回紹介した草紅葉を中心に小田代原の秋を楽しむ「小田代原・草紅葉ガイドウォーク」を9月下旬から10月中旬にかけて複数回開催します。
初回は9月20日(日)に開催!詳しくはこちら