日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2026.10.16
新・山の上からこんにちはvol.684

今朝の天気は晴れ、気温は9℃です。(8:00時点)

※下記の情報は10月13日(火)時点のものです。

 

最近の奥日光は秋らしい天気が続き、朝晩の冷え込みが強くなってきたおかげか紅葉も着々と進んでいます。

 

今回は湯滝から戦場ヶ原を通って赤沼まで歩いてきました。所要時間は約1時間半で、コースの半分程が木道になっているため、気軽にハイキングができるコースとなっています。

 

最近の長雨の影響で水量が増え、付近では紅葉が進んでいる湯滝や、そこから先の針葉樹の森の中では、常緑樹の濃い緑色の中でツタウルシの赤い葉やミズナラの黄色が良く目立ちました。

 

湯滝

針葉樹の森

 

歩道を歩いて行くと…

戦場ヶ原に到着!!

イネ科など草紅葉のオレンジ、遠くに見えるミズナラの黄色が戦場ヶ原を秋の色に染めています。

草紅葉、オレンジ色が奇麗

ミズナラの黄葉

 

紅葉が注目を集めている戦場ヶ原ですが、今の季節ならではの生きものの関わりを感じる発見もありました!

それがこちら

木道の端にズミの種が動物のフンの中に混じっているものを発見!

細長く、小指ほどのサイズであることなどから、イタチの仲間のテンのものだと思われます。

テン

※こちらの画像は過去撮影したものになります

 

木登りが得意なテンが実ったズミの実を食べ、消化されなかったものがフンの中に混じったのでしょう。

こうして動物に果実を食べさせ、種子を遠くに運んでもらうことで分布を広げる種子散布は植物の賢い戦略と言えますね。

 

私たちが気づかないうちにも、生き物は互いに関わり合い、暮らしているのを強く感じます。紅葉が注目されるこの季節ですが、生き物たちの営みにも目を向けてみてはいかがでしょう。

 

大塚