日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2026.05.01
新・山の上からこんにちはvol.660

奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

 

今朝の天気は雨、気温は9℃。(8:00時点)

※下記の情報は4月29日(水)時点のものです。

 

今回は4/25に運行が始まった低公害バスに乗って終点の千手ヶ浜から中禅寺湖の北岸を通って、竜頭滝臨時駐車場まで歩いてきました。この時期の北岸は、アカヤシオやオオヤマザクラ等の花が咲き始める頃なので、どのくらい花が進んでいるのか気になる所です。

 

さて、まずはアカヤシオから

着いてビックリ!もうすでに満開になっていました。中にはピークが過ぎて花が落ち始めている株や傷んでいる花も見られました。

 

オオヤマザクラは株によって違い、蕾が多い株もありましたが、すでにほとんどの株が見頃になっていました。竜頭滝臨時駐車場付近のオオヤマザクラは、葉桜になっている株も見られました。

両種ともどうやら平年よりも1週間程早く開花が進んでいたようです。

今週末まで綺麗な状態で見るのは難しそうですが、なんとか少しでも残ってほしい気持ちです。

 

ただ、北岸の魅力はアカヤシオやオオヤマザクラだけではありません。アカヤシオと入れ替わるようにある花が開花の準備をしていました。

 

準備をしていたのはトウゴクミツバツツジです。

トウゴクミツバツツジも春の奥日光を代表する植物で、アカヤシオが終わり、山肌が新緑に染まる頃に紅紫色の花を咲かせます。特に中禅寺湖畔では多く自生しているので、アカヤシオ同様お問い合わせの多い人気の花です。

状態はと言うと・・・・

株によって違いはありますが、日当たりの良い場所の株では、紅紫色の蕾が目立ち、もう一息で花を咲かせそうな状態の物もありました。また、どの株も蕾の数が多く、今年も十分に楽しませてもらえそうです。GW頃には咲き始めたトウゴクミツバツツジと終わりかけのアカヤシオの両方を楽しめるかもしれません。

 

頭上の花を楽しみつつ歩いていると、地面や湖にもアカヤシオの花が沢山落ちているのに気が付きました。薄ピンク色の大きな花が地面を彩っていてとても しかし、そんなアカヤシオに混じって、不思議な物が沢山落ちていたんです。

見た目は、焼き魚によく添えられている、紅白色のショウガの先端部分のような色と形をしています。

正体はなんなのか周りをよくよく観察してみることに・・・

 

正体はシウリザクラと言うサクラに近い植物の芽鱗(がりん)と呼ばれる物でした。芽鱗とは、新芽や花などを覆うように皮が付いていて、寒さや外敵から守る役割があります。(写真の青丸の部分)

 

今回は芽鱗に包まれている所、芽鱗から芽が出てきている所も見られました。

シウリザクラの芽鱗は、鮮やかな赤色をしていて、剥がれ落ちて丸まった物が紅しょうがのように見えたようです。新芽が開く春先の短い期間にしか見られない物なので少し得をした気分です♪

シウリザクラの芽鱗以外にも、遊歩道脇の斜面にはスミレなどの小さな花々が咲き始め、頭上ではオオルリ等の小鳥たちの綺麗な鳴き声が響き渡り、山に賑わいが始めてきました。ツツジと共に色々な場所にも目を向けて春の訪れを感じてもらえたら嬉しいです。

 

今回歩いたコースは、歩道上に大きな倒木があったり、湖側が急な斜面になっている場所があります。ついツツジやサクラに目を奪われて目線が上に向きがちになってしまいますが、足元や頭上によく注意することや山側を歩くなど十分に周囲に気を付けて散策してください。(しゅんか)

 

 

また、今回利用した低公害バスに関しては、昨年度からダイヤに大幅な変更があります。

ご利用になられる日にちの運行状況の確認を忘れずにお越しください。時刻表は下記をご覧ください。

 

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