日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2026.08.14
新・山の上からこんにちはvol.675

奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

 

今朝の天気は雨、気温18℃。(8:00時点)

※下記の情報は8月12日(火)時点のものです。

 

今回は中禅寺湖南岸に位置する標高1,826mの社山に登ってきました。中禅寺湖との標高差は500m程度なので、比較的手軽に登ることが出来ます。

 

歌ヶ浜駐車場から平坦で歩きやすい道を約1時間半歩いた先の阿世潟から登りが始まります。足元に岩や根が多いので注意しながら登ること30分ほど。

阿世潟峠に到着です。写真は間に合いませんでしたが、中禅寺湖方面からかけあがってきたサルがせっかく登り切った峠を惜しむことなくそのまま足尾方向へと走り去っていきました。

人間にとってはいろは坂よりも上で、周囲の高い山々に隔てられ孤立しているように感じる奥日光ですが、自然界にそのようなくくりは無いようです。周辺地域の生き物達との繋がりもあった上で成り立っている奥日光の自然なんだなあ、と改めて感じた出会いでした。

 

峠に着いてからは終始心地良い風が吹き、同時に甘い香りが漂ってきました。

香りの主は、夏の盛りの花であるリョウブでした。峠から先の道ではいたる所でリョウブの白い花が見頃となっていて、尾根上を夏らしい爽やかな香りで包み込んでいました。そんな夏真っただ中の雰囲気の中、秋の気配を感じる発見もありました。

本格的な紅葉はまだまだ先ですが、ツツジの仲間には秋口に一足早く葉の縁辺りだけ色付くものがあり、尾根上のシロヤシオはすでに葉の縁が鮮やかな朱色に染まっていました。あたりの山の斜面に点々と赤く染まったシロヤシオが目立っていて、季節の境目ならではの面白い景色でした。

阿世潟峠から1時間ほど登ったあたりから山頂までは、振り返るたびの絶景を堪能しました。左側には中禅寺湖を見下ろし、目線の高さには堂々とそびえる男体山。

そして尾根を挟んだ右側には足尾方面の深い山々が連なり、奥にはなんと富士山まで見えました!

関東平野の端に位置する奥日光だからその広々とした景色が楽しめました。

また、足尾側の景色は奥日光側よりもずっと低く、標高差は1,100mもあるので、かなりの高度感を感じることもできます!

阿世潟からの登りは約2時間で、急な登りが続きますが、半分を過ぎた辺りからは両側に絶景を望みながら中歩くことができます。お盆を過ぎると奥日光では徐々に秋らしく爽やかな日も増えてきますので、平地ではまだ厳しい暑さが残るこれからの時期にぜひ登ってみてはいかがでしょうか?

 

 

イベント情報

 

8月はお手軽ハイキング・トレッキング・ナイトハイキングなど様々なイベントを開催予定です!

9月以降のイベントについても募集開始しています。

詳しくはこちら