日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2026.02.13
新・山の上からこんにちはvol.649

奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、

カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

 

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今朝の天気は 晴れ 、気温は -2 ℃。(8:00時点)※下記の情報は2月10日(火)時点のものです。

 

今週火曜日の10日に赤沼から小田代歩道を通って、小田代原を一周してきました。

小田代歩道は踏み跡がしっかりありましたが、小田代原を一周する歩道はほぼ踏み跡がなく、この時はスノーシューが欲しくなる状況でした。

↑写真の右上(小田代原北側へ進む道)踏み跡がない

 

小田代歩道は落葉広葉樹のミズナラという太い木がたくさん生えた森が広がっています。雪面に木の影が伸び、太陽の位置、木の太さ、枝の張り具合により、場所によって微妙に異なる雰囲気を感じながら小田代原を目指して歩いていきました。

 

森から湿原に変わると木の影がなくなり、雪面の白さがいつもよりまぶしく光っているように感じました!影の存在によって変わる雰囲気にぜひ注目してみてください。

 

雪の上にはいろんな動物の足跡が残っていました。冬は雪の無い時期に比べ足跡が残りやすく観察するのにぴったりな季節。

足跡を見つけたらまず足跡のつき方をよく見てみましょう。動物によって足の運び方や体型が異なるため、その違いが足跡に出るんです。

例えばキツネはスリムな体型で前足の跡に後ろ足を重ねて歩くので足跡が一直線になります。

↑キツネの足跡

 

足の形や指の本数も、もちろんヒントになる情報ですが、奥日光の雪はさらさらなので普通、足は雪の中に沈んでしまい、詳細な形まで残っていることはほぼありません。しかし、今回運よく指の本数までくっきりと残った足跡を見つけました!

明瞭な足跡は初めて見たのでとても嬉しかったです!

 

体重が軽い動物なのか足跡はあまり沈んでいませんでした。足のサイズは5㎝前後。そして5本の指の跡がはっきりと残っていました。それらのことから足跡の正体はテンというイタチの仲間であることが分かりました。

↑テン 5本の指を器用に使って木に登ります!

 

足跡の正体が誰なのか分かったらそこで終わらず、どんな行動をしていたのか想像を膨らませましょう!歩いていたのか、走っていたのか、食べ物を探していたのか、天敵から逃げていたのかなど、森の中でどのように暮らしているのか想像するのも楽しいですよ!

 

足跡を観察し、暮らしぶりを想像すると、実際に姿を見なくても野生動物たちのことを身近に感じることができると思います。そして野生動物たちの暮らす豊かな森がちゃんと残っていてそんな場所を歩けるということは貴重な体験だと思うので、ぜひ皆さんも動物たちの暮らしぶりを想像しながら歩いてみてください。(渋)

 

動画も作成したので、よろしければご覧ください!

 

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